サンライズ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
COWBOY BEBOP | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
→ ネタバレコメント | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
STORY
地球を飛び出した人類が、金星から木星の衛星にまで社会を作っている。
CHARACTERS
主人公、スパイク、相棒のジェット。地球産の天才ハッカー、エド。そして、コールドスリープから目覚めた女豹、フェイ。彼らが、生きているこの宇宙で、地球はもはや昔のにぎわいを見せることはなかった。 発端は、西暦2022年発見された空間――― 位相差間空間を利用した『位相差空間ゲート』の共鳴テスト中の大事故が、原因である。 のちに歴史的事件『位相差空間ゲート事件』と言われるこの事件により、地球は空からひっきりなしで隕石が降り注ぐ荒廃した大地と化した。かつて地上にあった国家はなし崩しに消滅し、世界は犯罪がはびこる混乱期に飲み込まれた。 時は流れ、各惑星や衛星は独立国家となり、ゲートは改良され、一般的に使用されるようになった。そして各惑星はISSP(太陽系刑事警察組織)を結成し、国家をこえて犯罪を取りしまるようになり、賞金制度が生まれた。そして賞金稼ぎを生業とする<カウボーイ>たちが誕生したのだ。 ――― そう、彼らはカウボーイである。あらゆる賞金首を追い、宇宙をかける。他人に語ることの出来ない過去を持ちながらも、彼らは生きつづけるのだ、この現代を。
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スパイク・スピーゲル 2044年6月26日生。火星出身。 主人公である。180cm以上の長身、飄々とした態度で繰り出す拳はブルース・リーのジークンドー。 彼が、どんな状況でも他人事のような現実場馴れした態度なのは、彼の過去と深い関わりがあると思われる。5話で登場するかつてチャイニーズマフィア『レッド・ドラゴン』の時の相棒ビシャス。そして金髪の女性、ジュリア。過去に決別し、姿を消したジュリアを追って、スパイクは一度死んだ。彼は「さめない夢」を見続けてきたのだ…………だが、それはいつのまにか覚めてしまっていた。 「片方の目で過去を見て、もう片方で今を見てた。目に見えるもんだけが、現実じゃない。そう思ってたんだ」 ジェット・ブラック 2035年12年3日生。ガニメデ出身。 元ISSPの警官で、現在はビバップ号の主でもある賞金稼ぎである。 警官時代に犯人を追っていて左腕を負傷。現在は、義手。趣味は盆栽。3年前、スパイクとコンビを組むことになってから、小さなケンカや罵り合いは数え切れないほどあれど、2人の信頼関係が損なわれることは一度たりともなかった。お互い心に古い傷を持ち、それに触れられる痛みも知っている。 「食らいついたら離さない『ブラック・ドッグ』だ」 フェイ・ヴァレンタイン 途中からスパイクたちの仲間に加わった女賞金稼ぎ。 3年前、54年間もの冷凍睡眠から目覚めたとき、その蘇生費用として多額の借金を背負わされてしまった。しかも自らの記憶は一切残っていない。そうなると誰だって多少、金にはうるさくなるしイカサマ博打の腕も上がるし、性格だって少々強暴にもなる。 女賞金稼ぎ兼ギャンブラーであり、妖艶な女豹……という雰囲気も持っている。とにかく、味方にすれば騒がしく敵に回すと恐ろしい女性である事はたしかだ。『生きているだけで偉い』という言葉は、彼女のためにあるようなものだ。 「女は生きているだけで偉いんだから」 エド 正式には、エドワード・ウォン・ハウ・ペペル・チブルスキー4世というらしい。彼女が自分でつけた名前である。 『エド』という名前は、エド自身がそれを男名だと知らずにつけたもの。地球産だが、天才的なハッカー。ネットでスパイクたちビバップの事を知り、行動を共にすることになる。だが、その食欲は凄まじいもので、食べれそうなものはなんでも口にする。欠食児童。 アインの相棒(?)で、このビバップの世界を明るく笑えるものにしてくれるムードメーカー的な存在でもある。 「エド見つけられっけ!?」 アイン ウェルシュ・コーギーである。 だが、『データ犬』として高い知能を秘める。人間の言葉も理解でき、他の動物と会話も出来る。研究所を脱走した際にスパイク達と出会い、今に至る。ビバップ内ではぞんざいな扱いを受ける事も多々。エドには、しょっちゅう枕代りにされている。スパイクとは犬猿の仲でしょっちゅうケンカをしている。エドとは良き相棒である。 ビシャス 「信じるものなどない。信じる必要も……」 日本刀をふるい、スパイクを恨み、常に血と戦いを求めていた男。 組織レッド・ドラゴンの幹部で元スパイクの相棒。その狂気をはらんだ闘争意欲の裏には深い哀しみが潜んでいるように思えてならない。過去に決別するためにスパイクを追い、血を求める。戦いの中でしか生きられない男。 「いつか言ったはずだな、スパイク。お前を殺せるのはオレだけだと……」 ジュリア スパイクがジュリアの名を聞くたびに我を忘れて捜し求めたミステリアスな女性。 やさしさと強さと儚さを備えた、不思議な女。 スパイクの回想シーンとほぼ最終話に登場するのみ。フェイとも絡んでストーリーは意外な方向へ進む事になる。シンからの連絡でレッド・ドラゴン(ビシャス)の追跡を巧妙にかいくぐっていた。彼女とスパイク、そしてビシャス。この三人の過去が今もなお取り巻いている。過去への決別が何をもたらすのか……。 「これは夢ね……」 |
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collection of words ※ネタバレ有
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