バンダイ | 原作:神林長平
戦闘妖精雪風
→ ネタバレコメント



STORY
地球の侵略のために突如現れた未知の異星体『ジャム』
人類は総力を持って反撃し、南極大陸に出現した超空間通路の向こうに存在する未知の惑星、フェアリィに追い込むことに成功した。以降、人類はフェアリィに実戦組織FAF(戦術空軍団フェアリィ)を派遣する。
ジャムとの戦争は、地球上ではなくフェアリィに移行。やがて人類の記憶から遠ざかる。
だが、フェアリィでの戦闘は今もなお続いていた。
当初は優勢に闘っていた人類にジャムは人類の生みだした機械を模索、コピーをくり返し着実に性能の高い機体を作り出し、FAFを苦しめ始める。その中で生まれた組織が特殊戦であった。

戦術戦闘電子偵察機、パーソナルネーム・雪風とともに孤独な戦いを続ける特殊戦の深井 零。
その任務は、味方を犠牲にしてでも敵の情報を持ち帰るという非情かつ冷徹なものだった。

いつしかジャムとの戦いは、ジャム対機械という図式が限りなく正しくなっていく。人間を必要としない戦争。それが実際のものになろうとしていた。







CHARACTERS


ふかい  れい
深井 零

FAF、ブーメラン部隊所属。雪風のパイロット。アニメ初回で少尉から中尉となる。「雪風」に絶対の信頼を置き、任務遂行のみに情熱を注ぐ姿はどこか行き急ぐような焦燥感すら与える。「雪風は恋人」と思わせるばかりの行動も多々。ブッカー少佐とも付き合いは長いようだ。FAFに来るまでは札付きだった。冷静沈着、時には冷徹といわんばかりのドッグファイトを繰り広げ、敵にはもちろん、味方からも畏れられている。味覚音痴なのか、ブッカー少佐曰く「ピーチと豆を一緒にたべていた」という。
「連れて帰るのが、任務だから」




ジェイムズ・ブッカー

少佐。零は「ジャック」と呼んでいる。FAF特殊戦の出撃管理担当。
もともとは零と同じく「特殊戦」のパイロットとして活躍していたが、ジャムの襲撃で仲間を失うことに直面していた故にパイロットから事務へと転進したらしい。頬の傷は完璧なブーメランを作ろうとして失敗した折のもので3針縫った。
零との出会いは零が「ピーチと豆を一緒に食っている」現場に遭遇して後、部隊に配属された時。初対面の印象はあまりよくなかったと思われるが、無鉄砲で「雪風」を恋人のように思う零に不安を覚えながらひどく気になっている様子。口数の少ない零ら代わって、よくしゃべるし、料理も美味い。かなりの日本通。
「始末書が怖くて、この仕事が勤まるもんか」

 
collection of words ネタバレ有
トム・ジョン 「特殊戦の人って、もっと冷たくて機械みたいな人たちなんだと思っていました。でも、やっぱりあなたは人間だ。いつまでも氷のハートじゃいられない」

深井零 「……撃てと言ったから撃った。雪風がそう言うのなら、それはジャムだ」

ジェームズ・ブッカー 「始末書が怖くて、この仕事が勤まるもんか」

トム・ジョン 「さよなら、中尉。僕は……人間ですよね?」 

ジェームズ・ブッカー 「いつだって、闘っているのは人間のはず……なんだ」 

リン・ジャクス 「さよなら、フェアリィ星人」

准将 「生き残りたいなら、どんなことにでも注意を怠らない事ね」